校正の学校にいく
惰性でホテルの電話予約の仕事をしていたが全く面白くない。
手に職をみたいな気持ちもあり夜、校正の学校に行き始めた。
まわりに出版関係の人が多くいて、「カッコいい」という思いがあったことは否めなかった。
学校はお茶の水駅の近くにあり、年季の入った校舎だった。
出版の雰囲気がもう教室に漂っており、私はウキウキものだ。
しかし、すぐにその学校を辞めてしまう。
その後、運良く就職できた編集プロダクションの社長から、
「学校なんか役に立たない。実践が一番」と言われたからだ。
10万円近くお金を払ったのに、もったいないことをした。
まだ24歳ぐらいだったので
頑張れば校正者として独り立ちできたかもしれない。
後悔先に立たず。